社員が少ない会社はとにかく辞めづらいので、根回し必須
社長や上司が心配するのは、退職後に仕事が回るかどうか。
社員が少ない会社って、とにかく社員一人一人の業務範囲が広く、仕事量も多いです。
しかも、主に私が働いていた部署は3人だけ。
電話対応、来客対応、事務全般、総務全般、外出業務、掃除やらなんやらも全て3人で回していました。
そのため、一人抜けるだけで、大打撃!!
なので、最低限仕事に支障が出ないかどうか、というのが社長や上司が心配していることでした。
※もちろんせっかく育てた人材が抜けるのも痛いと思いますし、採用活動をしなきゃいけなくて大変というのもありますが。
この不安を解消するために、私が考えたこと
大きな会社でしたら、他の部署の人で補うとか、派遣さんを雇うとか、色んなことができると思うんです。
でも、小さな会社は人数も資金もギリギリで回しているので、本当にそんな余力はありません。
そして、退職の意思をもらった後のことを考えるのは、上司の役目なのですが、そういったマネジメントが本当に苦手な社長や上司の方々でしたので、自分で考えなければいけません。
私が考えた作戦は、
- まず同じ部署の人に退職の意思を伝えて、今後の業務について話し合う。
- 引き継ぎの計画を立てる
- なるべく早く、3ヶ月前には退職の意思を伝えて引き継ぎ期間を十分に取る。
- 退職理由は前向きに!!
でした。
産休に入るかのようなスケジューリングですよ。ほんとに。
退職の意思をまず同じ部署の人に伝えた。
退職についてのマニュアルなんかには、
退職の意思は必ず直属の上司に伝えること!同僚に伝えるのはNG!!
と記載がありました。
正直、私の働いていた会社は、あまりマネジメントなどができないもので、大体は部署の3人で決めていました。
なので、マニュアル通りに直属の上司に相談しても、今後の引き継ぎ計画などを考えてくれるとかはないだろうと判断しました。
そのため、先に同じ部署の方に退職したい旨を伝えました。
同僚の方に、「今とは全く違う業種の仕事で独立したい。勉強もしたい。」という旨を伝えたところ、
「あなたの人生なんだからこちらの仕事のことは気にしないで。」とおっしゃっていただきました。
ありがたいです。本当に。
この方は本当に今でも大好きな同僚の方です。
で、忙しい時間の合間をぬって、ある程度の引き継ぎ計画を立てました。
退職する3ヶ月前に上司に退職の意思を伝えたときに気をつけたこと
上司への退職の意思を伝えた会話の内容
そして、一番の難関、緊張タイム。
上司に退職の旨を伝えました。
まずは、忙しくない時間帯(なおかつお昼ご飯後の後の機嫌が良さそうなとき)を見計らって、
私:「お話をしたいことがありますので、別室にてお時間をとっていただけないでしょうか。」
と時間をいただきました。
そして、別室に移動していただき、切り出しました。
私:「今の仕事とは、全く別の業種の仕事に興味を持ちまして、退職してその仕事につきたいと思っています。また、できれば、そのために通学か通信で勉強をしたいと思っています。」
とお伝えしました。
上司:「そうか〜。びっくりだな。同じ部署の人にはこの話はしたの?」
私:「◎◎さんにはすでにお伝えし、ご理解をいただきました。なるべく長く引き継ぎ期間を取りたいと思い、退職は3ヶ月後に予定しています。また、すでに引き継ぎについても話し合いをしています。」
ここで、もう引き継ぎの話は進めているし、退職日も決めているよ!とアピール
上司:「なら良かった。自分から部署の人に伝えるのは気がひけるから、他の方々にもあなたから伝えてくださいね。(やっぱりそうきた。)」
上司:「新しい夢があるということは素晴らしいことなので、応援するよ。あとは会社に不満とかあったの?」
ここ大事なところね、
私:「全然この会社に不満はないんです(あるけど)!!みなさんいい人ですし(一人除いて)、よくしていただいて、育てていただいたので、本当に感謝しかないです。」
会社と上司への感謝の気持ち!!
会社が不満で辞めるということではないことを全力アピール!!
私:「なので、ここを離れるのは寂しいですし、悩みもしました。でも、自分の新しくやりたいことができてしまったので、わがままで申し訳ないのですが、挑戦してみたいと思っています。」
会社は好きだよ。でも、やりたい仕事が違うからどうしようもないのよ。
とこれまた全力アピール。
上司:「そうですか、それならば良かった。寂しくなりますが、夢に向かって頑張ってくださいね。引き継ぎのスケジュールなどは、部署で話し合ってもらって、結果は後で教えてね。」
私:「ありがとうございます。貴重なお時間をいただきありがとうございました!」
というような感じで、ドキドキの退職宣言が終わりました〜。
退職の意思を伝えるときに、私が気をつけたこと。こうしたら揉めることもなく、気まずくなることもなかった。
とにかく伝えたのは、
- 会社の不満があって辞めるわけではない。むしろ感謝していることを全力アピール!
- 別にやりたい仕事(夢)があって、挑戦したい。という前向きな退職理由。
- 退職日は決めてある。同じ部署内でも了承済みという翻意しづらい状況にした。
- 引き継ぎは余裕を持って行うので、新人さんの教育もする期間も取って、業務が回るかについても、できる限り誠実に対応するよ。とアピール。
といったことに気をつけながら、お話ししました。
同じことを社長や他の上司にも一人一人お時間をいただいて、お話ししました。
※小さな会社ならではですよね。大きい会社なら、上司が一斉にみんなに話してくれたりするんでしょうけど。
みなさん、同じように驚いてましたが、丁寧に退職理由についてお伝えしたところ、そういう理由ならと納得してくださいました。
なので、気まずくなることもなく、揉めることもなく、退職日を迎えました。
小さな会社の社長や上司が不安に思うことを、なるべく解消できるようにする
小さい会社は勤続年数が長い人が多く、退職されることに慣れていない
小さな会社の経営者や管理職の方々って、やっぱり、退職するって言われるとこう思うことが多いと思うんです。
- 何か会社に不満があって退職するんじゃないだろうか。だったらどこが不満だったんだろう。
- 不満を解消したら残ってくれないかな。
- 仕事も忙しいのに、これからちゃんと業務は回るんだろうか。
- せっかく育てた人材なのに、また新しく採用活動なんて大変だな。
特に、私が働いていた会社は、勤続年数が長い人が多く、あまり社員が退職することに慣れてはいませんでした。
※離職票の書き方も忘れた、と言われたくらいです。
なので、私の退職後に、仕事をどう回すか、採用をどうするかということが不安に思うことだったように思います。
できれば、そこをなるべく解消する準備をして、退職しますよ。ということに気をつけてアピールしました。
準備しましたよ。台本まで作りましたよ(笑)
ついでに、緊張するから、家で一人で台本通り言えるように練習しました。
まとめ:ちゃんと準備をすれば、揉めたりせずに円満退職はできる
退職意思を伝えるのは大変だし、労力もいるが、気まずくならずに済んで拍子抜けした
私が小さな会社を円満退職した方法にお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
大手の会社なら、必ず先に直属の上司に伝える。とかが必須なのでしょうが、
小さな会社は大手と違うので、会社の雰囲気によって個別の対応が必要です。
私は会社の雰囲気を読んで検討した結果、こういった形で退職意思を伝えました。
そのおかげか、揉めたり、気まずくなることもなく、伝える前にあんなに悶々と悩んでいたことは何だったのだろうと思ったくらいです。
そして、退職意思を頑張って伝えたあとは、ものすごく、ものすご〜くスッキリして達成感に溢れましたよ。
もし、転職や独立などで、小さな会社、社員が少ない会社、零細企業などで、退職を検討している方の参考になると幸いです。
参考いただいて、新しい道へ進む後押しになれるとものすごく嬉しいです!!
転職を検討するならハローワークより求人サイトがいいと思う
退職したいと思って、転職活動をするのであれば、ハローワークより、求人サイトがいいと個人的には思います。
求人サイトに求人募集をかけられる会社は、それなりな資本的余裕がある会社でないと出せません。
※私の勤めていた小さな会社はもちろん、求人サイトは利用できてませんでした。
そして、福利厚生、給料が上がることは全くありませんでした!笑
ちなみに前の会社も同じくで、福利厚生皆無!笑
資本的に余裕がある会社は、人手も福利厚生もやっぱり良い。(家族や友人の話を聞いてつくづく思う・・・)
というわけで、できれば、転職サイトや転職エージェントを利用してみることをお勧めします。
サイトやエージェントをみたり相談してみるだけでも、自分の潜在価値や、年収がわかりますよ。
転職活動自体はリスクゼロです!
まずは、まずは動いてみよう!!
転職の第一歩といえば【リクナビNEXT】
業界最大級の求人数が魅力。意外と自分のスキルとマッチした求人内容があったりして、サイトを見るだけでも楽しい、そして新しい世界が見えてくるのがすごいと思う。
小さい会社にしかいなかったから、だから余計そう思うのかしら・・・
コメント
こんにちは。以前コメントさせていただきましたおたけです。
こちらのブログに勇気をもらってついに!退職する旨を伝えて今月3月いっぱいで辞める事になりました。
前のコメントが11月末でしたので退職まで4ヶ月たってしまってましたね…
4月から新生活スタートです。
色々理由はありましたがやはり最後は人だなーっと今回の件で学びました。
再就職する際はそこにいる人をみる事ともう零細企業には勤めるのは向いてない辞めようと思っています。
勇気をありがとうございました。
これからもブログの更新楽しみにしています。